talk about #001 "office" shun komiyama
更新日:9月6日
独自のヴィジュアルを生み出すアーティストたちは、日常をどう見つめ、どんな言葉を持っているのか。
ie mgmtに所属するアーティストのパーソナリティやクリエイティブの源泉に迫るトーク連載「talk about」を始めました。毎回テーマを掲げ、そのテーマについて深掘り、紐解いていきます。

ie mgmt 和田(以下W):「talk about」第1回目ということで、まず今年新しく生まれた小見山さんの事務所についてお話ししていけたらなと思います。まずは経緯を教えてください。
小見山(以下K):もともと自宅兼事務所でずっとやってきていて。フォトグラファーって絵を描くとか立体を作るとは違ってスペースに融通がきくので、極端な話、僕は別ですけどデジタルで写真撮ってる人はパソコン1台あれば最悪それでできちゃうし。僕も日常的に使ってるのって、現像も複写台とパソコンとプリンターくらいなのでちっちゃい部屋ひとつあれば全然済むんですけど。
W:確かに、自宅兼用でできちゃいますよね。
K:前までは、居住空間に作業部屋があって思いついた時にパッとそこで作業ができるみたいな環境が結構好きで、夜中に突然「あ、あれやろ」とかできて良かったんですけど、それはそれでなんかやらないと時は本当にやらなくなっちゃって。
W:ああ、メリハリが難しそうですね。
K:モチベーションもアップダウンするんで、箱を作ってここにいる間は向き合うみたいな。フリーランスだから時間に融通はめちゃくちゃきくんですけど、身近に会社員やってる人がいたりするから、ある程度しっかり決まった時間にちゃんと仕事をするっていう生活を、まず、自分でもやってみようかなと。僕、ノートパソコンを持ってなくて。昔は持ってたんですけど。なるべくノートパソコンを買わずに一生終えたいですね。
W:どこでもできちゃいますもんね、逆に。
K:そうなんですよ。それがあるとじゃあ旅行くとかなっても持ってたら絶対一応持ってくかってなって、そうするとどんどん離れられなくなっちゃう。メリハリをしっかりつけたいという意味でも箱を用意して、写真について考える時とそれ以外で明確に分けてみようかなと。
W:その箱が新しい事務所ということですね。
K:たまたまラッキーなことに、おじいちゃんの家が他界してからほったらかしだったんで、そこを使わせてもらえることになりました。
W:実際、年末ぐらいだとかもお掃除されてましたけど、事務所を作るぞってなってからどれくらいかけて作ってました?
K:2〜3ヶ月ですかね。結構作ろうってなってからは割とすぐ。作ったりするのはやっぱり好きだから楽しかったですけど。
W:残ったものの整理が大変そうでしたね。
K:そうですね。残ってるものを処理するのが大変でまだちょっと処理しきれなくていっぱい残ってはいるんですけど。でもその辺が終わったら掃除して、友達やアシスタントにも手伝ってもらって、壁塗って、デスクを作って、年明けに自宅から機材とか持ってきて引っ越ししてみたいな感じで。和田さんにもカーテンつけるの手伝ってもらって。
W:もうほんとに少しでしたけど。
K:ゆっくり考えて計画したらどん後回しになりそうだったので、とりあえず早く使えるようにしたいと思って結構バタバタで始めちゃったんで、割と行き当たりったりでやっちゃった部分はあるんですけど。
W:作りながらちょっとずつ進化していくような。
K:そうですね。 1回ちょっとやってから考えようみたいな。だから事務所として出来上がったのは年明け1月ですかね。年内の予定がインターネット通すのとかが大変で結局れて 1月頭にみたいな感じ。

W:実際に事務所ができて、先ほどおっしゃってたような生活リズムや気持ちの変化はありましたか?
K:なんだろう......。ちょっと忙しい時とかはやっぱりいちいち帰るのめんどくさいなとかありますけど、来たからには最低限のことをやって帰るかみたいなことは結構増えたんで、やってよかったなっていう感じはします。あと、事務所で打ち合わせできるのはいいですね。
W:そうですよね。フラッと友達が遊びに来たりみたいなこともあったりしますか?
K:そうですね。なんか先輩が遊びに来たりとか、ツーリング行く時の集合場所がうちの事務所とか。
W:いいですね。ちなみに、事務所の机もご自身で作ったりしてると思うのですが、こだわりのポイントを教えてください。
K:それこそ和田さんにも言ったと思うんですけど、「ie」のキッチンにある単管のバーテーブルがいいなと思って。単管組んだりするのは自分の展示でもやってましたし。自分が体がでかいのもあって、なかなかドンピシャな家具ってなくて。だったら作っちゃった方が早いってことで、昔ベッドを作ろうと思って買ってた天板が余ってたので、とりあえず作っちゃおうと。
W:なるほど。そのテーブルでは小見山さんも作業するし、アシスタントの方も作業してって感じですか?
K:僕は自分のデスクがあって、アシスタントが 2〜3人できる大きめのテーブルがあってって感じですかね。あと写真の現像やスキャン、プリントをする部屋があって。
W:押し入れをちょうど現像台に使ってるのもいいですよね。
K:押入れがめっちゃちょうど良くて。色々うまいこといったなっていう感じです。ただ、家が木造でいま初めての夏を迎えているんですけど、湿度がかなり上がるんですよね。プリントや機材にとって湿度は大敵なので、毎日除湿器をフルパワーで回しながらなんとかしてます(笑)。
W:大変ですね......。
K:冬は冬で、木造だと隙間風めっちゃ寒い。その辺の対策を今後していかないとですね。
W:今は事務所ですが、今後の展望はありますか?
K:今後は自分のDIY出なくて大工さんに頼んでフルリフォームをちゃんとして、(自分が住む)お家にしようかなと思ってます。
W:夢でもいいんですけど、こういう部屋がほしいってありますか?
K:なんかやっぱり変な取りにしたいなと(笑)。こう、家の中に階段があってとか。ちょっとレトロフューチャーっぽいアメリカの内装で、床がくぼんでて中にソファーが埋め込まれててっていうのに結構憧れてます。全然バリアフリーじゃないですけど(笑)。
W:段差だらけの家(笑)。事務所もお家も、今後が楽しみです。



コメント